概要 #
「マーケティングメール」は、キャンペーンやプロモーション情報、セミナー案内、ニュースレターなど、販促・啓蒙を目的とした一斉配信型のメールです。LINEやSNSとは異なり、メールアドレスを保有しているユーザーに対して、テキストとHTMLを組み合わせた構成で情報を届けることができます。本文内にリンクやCTA(Call to Action)ボタンを挿入することで、Webサイトへの誘導やフォーム入力を促す構成にも対応しています。
活用シーン
① 商品発売やイベント開催に合わせた事前告知メールの配信
② 既存顧客に対するキャンペーン情報の一括通知
③ ステップメールやフォローアップメールとしての活用
④ 資料請求者やリードに対するナーチャリング施策の一環
⑤ メディアコンテンツや新着情報の定期配信(ニュースレター)など
①マーケティングメールの設定方法 #
① メッセージタイトル
管理用に入力するタイトルです。ユーザーには表示されません。
② カテゴリー
メッセージの分類に使用する任意の設定です。未分類のままでも送信可能です。
③ プラットフォーム
メッセージの送信対象となるプラットフォーム「メール」を選択します。
④ メッセージタイプ
送信メッセージの形式を選択します。
ここでは「マーケティングメール」が選ばれており、HTML形式で本文の作成・装飾が可能です。
⑤ 次へ
設定が完了したら、次のステップへ進みます。
⑥ メッセージタイトル
このマーケティングメールの管理用タイトルです。
⑦ 件名
メールの件名としてユーザーに表示される重要な項目です。
開封率に大きく影響するため、魅力的かつ内容が伝わるタイトルを設定してください。
⑧ プリヘッダーテキスト
件名の横や下に表示される補足テキストです。
メール一覧での視認性を高めるために、本文の要点を簡潔に記述します。
⑨ 送信者名
ユーザーに表示される送信元の名前とメールアドレスを選択します。
「返信先アドレスに使用」にチェックを入れると、ユーザーからの返信がこのアドレスに届きます。
⚠ 注意事項
送信者名(差出人メールアドレス)を設定するには、事前に「設定 > 一般 > メール設定(ドメイン設定)」にて送信アドレスの設定を完了しておく必要があります。
設定が未完了の場合、差出人選択欄に候補が表示されず、送信者を指定できません。
詳しくは「メール設定について」をご確認ください。
⑩ 本文
各専用エディタにより、装飾やレイアウトを自由にカスタマイズできます。
・「HTMLメール」を選択すると、画像・リンク・文字装飾が可能です。
・「テキストメール」を選択した場合、装飾なしのプレーンテキストが設定できます。
⑪ 添付ファイル
メールにPDFや画像などのファイルを添付することが可能です(任意)。
容量制限があるため注意が必要です。
⑫ スタイル
メール全体のデザインを調整するセクションです。
・「BODY背景」や「コンテンツ背景」で色の指定が可能
・「レイアウト」で左右配置やコンテンツ幅を調整できます
・「コンテンツ余白」では文字まわりの余白設定が可能です。
⑬ 次へ
設定内容を保存し、次の確認ステップに進みます。
⑭ メッセージタイトル
この送信設定で管理上識別するためのタイトルであり、ユーザーには表示されません。
⑮ 送信元
全ステップで設定された送信元が表示されます。
⑯ 宛先
メール受信者に対して宛名(名前)を差し込むための設定です。
%LASTNAME%%FIRSTNAME% などのシステムフィールドを使用して、個別名入りのメールを
送信できます。
⑰ 開封トラッキング
メールの開封状況を記録するためのオプションです。
有効にすると、開封アクションを元にしたステップメールやリスト分岐などが可能になります。
⑱ 重要度
メールの重要度を「高」「なし」「低」から選択します。受信者のメールクライアントで表示される
優先度に影響します(メールによっては無視されることもあります)。
⑲ 送信アクション
メール送信後に自動で実行するアクションを設定できます。
たとえば「タグ追加」や「リスト追加」などを組み合わせ、メール配信後の自動処理を実現します。
⑳ 開封時アクション
ユーザーがメールを開封したタイミングで発動する処理を設定します。
特定のリストへの追加やタグの付与など、開封に応じたセグメント分岐が可能です。
㉑ エラーアクション
メールが送信エラー(バウンス)になった際に実行する処理を指定します。
エラーのあるアドレスを除外リストへ移動したり、タグを付与する用途があります。
㉒ 送信ディレイ
このメールを指定した秒数だけ遅延させて送信する設定です。
ステップメール等で時間差をつけて配信したい場合に使用します。
㉓ 完了ボタン
すべての設定が完了したら、このボタンをクリックして送信メッセージの作成を完了します。
補足:プレビュー画面の表示について #
① プレビューボタン
作成中のマーケティングメールの内容を右側に即時反映して表示します。
実際に配信されるレイアウト・文面を確認できるため、誤字脱字やスタイルの崩れを事前に
チェックできます。
② プレビュー表示エリア
プレビュー画面には、件名・プリヘッダ・送信元・宛先・本文がすべて表示されます。
宛名差し込み(%LASTNAME% %FIRSTNAME%など)やリンク、HTMLスタイルの反映状況も
確認できます。このエリアで配信前に最終的な見た目を確認し、クリックテストや表現の整合性も
チェックしておくことが推奨されます。
③「PC画面プレビュー」
クリックすると、別ウィンドウ(ポップアップ)でPCメールとしての実際の見え方を再現した
プレビューが表示されます。特に表組み・余白・フォントサイズなど、PC表示環境での視認性を
確認したい場合に有効です。