概要 #
オプトタイプとは、フォームの登録ページで「どのチャネルを通じてユーザーを登録させるか」を定義する設定項目です。 特に、メールやLINEなど複数の登録経路を選択できるフォームでは、オプトタイプの指定によってユーザーの登録フローが変化します。
【選択できるオプトタイプ】
- ①メールのみ:
メールアドレスによる登録のみを受け付けます。LINE連携は不要な場合に使用します。 - ②メール優先:
始めにメール登録を行い、LINEでの登録も行います。ハイブリッド運用に適しています。 - ③LINE優先:
LINEログインを優先的に案内し、LINEアカウントに紐づけた登録を促します。LINEキャンペーンやステップ配信連携時に最適です。
【オプトタイプ設定の影響】
オプトタイプを変更することで、以下の動作が変化します:
- 表示される入力項目(例:メールアドレス入力の有無)
- 登録ルートの適用方法(LINE IDとメールの関連付けなど)
- 登録完了後のアクション(タグ付与やメッセージ送信)
【利用シーンの例】
- メルマガ登録 → 「メールのみ」
- LINE連携ステップ配信 → 「LINE優先」
- キャンペーン参加時にどちらでも登録OK → 「メール優先」
①オプトタイプ:メールのみ #
「メールのみ」オプトタイプを選択した場合、登録ページではメールアドレスを主軸とした情報取得の設定が行えます。 このモードではLINE登録やSNS認証は使用せず、シンプルなメール登録に特化した構成になります。
【オプト項目】
「メールアドレス」や「お名前」など、ユーザーに入力してもらう項目を設定します。
メールアドレスの項目は必須です。その他の項目は自由に追加・並び替え可能です。
【入力項目の追加方法】
- +項目を追加 をクリック
- 「保存フィールド名」「ラベル」「入力タイプ(テキスト、日付など)」を指定
- 必要に応じて「必須」「プレースホルダー」「サブテキスト」も設定
【用途の例】
- メールマガジンの登録
- キャンペーン応募
- プレゼント応募フォームなど
【注意点】
- このモードではLINE連携項目(LINE ID、認証)は表示されません
- メールを主な認証手段とした登録フローを構成する場合に適しています
②オプトタイプ:メール優先 #
「メール優先」オプトタイプは、メールアドレスでの登録を起点とし、続けてLINEログインを促す2段階登録フローです。 初めにメール情報を取得し、その後にLINE連携を行うことで、ユーザー識別・拡張連携・セグメント配信などが可能になります。
【① オプト項目】
まずは「メールアドレス」や「お名前」など、通常の登録フォーム項目を入力してもらいます。 この段階でメールによるオプトインが完了し、ユーザーデータが一部登録されます。
【② LINEテキスト】
メール送信後に表示されるLINEログイン誘導メッセージです。
ここでは「続いてLINEに登録してください」など、ユーザーが自然にLINE連携へ進めるよう案内文を設定します。 この文面は自由に編集可能です。
【特長】
- メールで確実な連絡先を取得した上で、LINEによるセグメント配信・ステップ配信へ誘導できる
- ユーザーがLINE連携をスキップすることも可能(スキップ許可時)
- マーケティングオートメーションとの組み合わせにも最適
【利用シーンの例】
- LINE経由で情報提供するが、緊急時のメール連絡も確保したいキャンペーン
- メルマガとLINE両方を併用した会員登録
- メールでID発行 → LINEで会員管理を行うサービス登録
③オプトタイプ:LINE優先 #
「LINE優先」オプトタイプは、LINEログインを起点とする登録フローです。 ユーザーは、メールアドレスなどを入力する前に「LINEでログイン」ボタンを押してLINE認証を完了する必要があります。 LINE連携によるユーザー情報取得や友だち追加を最も重視する場合に最適な構成です。
【設定画面のポイント】
- オプトタイプ:「LINE優先」を選択
- トップテキスト: LINEログイン前に表示する案内文を自由に記載できます(例:「LINEでログインして登録を開始してください」など)
【実際の表示例】
画像2枚目のように、公開された登録ページでは以下のように表示されます:
- ページ中央にLINEログインボタンが表示される
- トップテキストに設定した案内文がその上に表示される
- ユーザーはLINEログインを完了しないと次のステップへ進めません
※スキップを許可する場合は、次のステップへ進むことが可能です。 - LINEログインのボタンデザイン、及び認証時のタイトルや本文については、「設定」→「プラットフォーム」→「LINE」内の「LINE認証」項目で設定が可能です。
【特長】
- LINEの「友だち追加」や「LINEユーザーIDの取得」と連動
- LINEログイン後にメール項目などを補完する設定も可能(応用)
- 登録率が高く、LINEセグメント配信・CRM連携に非常に有効
【主な利用シーン】
- LINEステップ配信を活用したキャンペーンや診断
- LINEを通じたクーポン配信や抽選参加
- LINE公式アカウントと連動した顧客管理