概要 #
フォームでは、複数の質問をグループごとに整理・管理するために「セクション」を使用します。 セクションは質問のカテゴリや表示順をまとめる単位として機能し、回答者の操作性やフォームの可読性を高めるための構造要素です。
【セクションの役割】 #
- 複数の質問をグループ化して構造を明確にする
- 質問の表示順や遷移の制御単位として利用可能
- ロジックや分岐設定の対象単位としても機能
- セクションごとに質問を追加・編集・削除できる
例えば「基本情報」「性格診断」「趣味傾向」などのように、テーマごとにセクションを分けることで、フォーム全体の分かりやすさとユーザー体験が向上します。
①項目編集画面でのセクションの説明 #
①【フォーム構成表示エリア】
フォーム全体の構成(セクション・質問・各ページ)を一覧で確認できるエリアです。
ここでは、各セクションの中にどのような質問が含まれているかが順番に表示されます。 セクションごとに分かれており、フォームの流れや構造が視覚的に把握できます。
②【セクション操作メニュー】
セクション右上の「︙(縦の三点メニュー)」をクリックすると、当該セクションに対して操作メニューが表示されます。
メニュー項目の例:
- 質問を追加:そのセクション内に新たな質問を追加します
- 編集:セクション名などの基本情報を編集します
③【質問を追加】
現在設定中のセクションの中で、最も新しいセクション(画面例の場合はセクション3)に対して、新しい質問を追加するためのボタンです。追加した質問はこのセクションの下部に自動的に挿入されます。
④【セクションを追加】
フォーム全体に新たなセクションを追加します。
質問をテーマ別や機能別にグルーピングしたい場合に便利で、ユーザーの回答負担を軽減しながら構造的に整理されたフォームを作成できます。
※2つ目以降のセクションは削除も可能です。
2つ目以降のセクションを削除した際、中の質問郡は直前のセクションに引き継がれ、自動で移動されます。
②項目編集画面でのセクションの編集方法 #
①【セクション名】
セクションに名前を付ける欄です。
省略可能ですが、名前を設定しておくと管理画面上でどのような内容のセクションかが一目で分かるようになります。
②【出題順の選択枠】
このセクション内の質問を、どの順序で出題するかを指定するエリアです。 選択できる出題順は、以下の3種類です(青①~③参照)。
①【ノーマル】
設定された順番通りに質問を表示します(デフォルト)。
②【ランダム】
セクション内の質問をランダムに1問だけ出題します。
※出題ごとに1問だけ抽出される形式です。
③【シャッフル】
セクション内のすべての質問をランダムな順番で並び替えて出題します。
③【タイトルを表示】
ONにすると、ユーザーがフォームを見るときにフォームのタイトルが表示されます。
OFFにするとフォームタイトルは表示されず、質問だけが表示されます。
④【個別デザイン】
このセクションだけ個別のデザインを適用したい場合にONにします。
ONにすると、「デザインビルダー」を使用して背景や装飾などが他セクションとは異なる設定でカスタマイズできます。
詳しくは「デザインビルダー:セクションのデザイン方法」をご確認ください。
⑤【保存ボタン】
現在のセクション設定内容を保存します。
③セクション無効について #
セクション無効とは、フォーム全体にセクションが1つしか存在しない場合に利用可能な設定です。
この設定をONにすると、質問ページと登録ページが1つのページに統合され、ユーザーがページ遷移なしで一括入力・送信できるようになります。
【使用条件】
- フォーム内にセクションが1つのみ存在している場合に限り設定可能です。
- 2つ以上のセクションが存在する場合は、この項目は表示されません。
【ONにしたときの挙動】
- フォームの質問と登録ボタンが1ページ内にまとめて表示されます。
- セクションタイトルや区切り表示は無効となり、1ページ完結型の入力画面となります。
- 確認ページや中間ページを省略して、コンパクトな構成にしたい場合に適しています。
【主な利用シーン】
- 簡易アンケートやプレゼント応募フォーム
- 1問完結の診断フォームやミニフォーム