概要 #
シナリオ配信機能は、友だちに対して条件やタイミングに応じた自動メッセージを配信できる機能です。
例えば、フォーム回答後の「1日後」にリマインダーを送る、登録後のフォローアップを数回に分けて自動で届けるなど、マーケティングや顧客対応を効率化する活用が可能です。
シナリオは「登録日ベース」「ステップベース」「カウントダウン」「イベント」の4つの配信トリガーから選択でき、目的に合わせた配信設計が行えます。
メッセージの配信内容に加えて、「タグ追加」などのアクションも組み合わせることができ、
ユーザーの行動に基づいた柔軟なシナリオ構築が可能です。
【活用シーン】
- 登録直後のステップ配信:
初回登録後、1日目にウェルカムメッセージ、3日目に活用ガイド、7日目にリマインド通知など段階的なフォローを自動化。 - カウントダウン施策:
特定日時に向けての案内を段階的に送る(例:キャンペーン終了まであと3日→あと1日→当日)形式の訴求。 - 属性やタグに応じた分岐配信:
登録時に付与したタグ(例:興味分野や流入経路)に応じて、配信内容を最適化。 - 登録日ベースの診断・アンケート配信:
診断フォームに回答したユーザーに対して、回答日を起点にフォローアップを自動配信。
上記のように、ユーザーのタイミングや属性に合わせた個別最適なコミュニケーションが、
ノーコードで柔軟に設計できる点がシナリオ配信機能の特長です。
シナリオタイプについて #
シナリオタイプは、友だちへの配信タイミングの基準を定義する重要な設定です。
各シナリオタイプに応じて、配信のタイミングやロジックが異なります。以下は主要な4つのシナリオタイプの概要です。
①シナリオタイプ:登録日ベース #
友だちにシナリオが登録された日を起点とし、順次ステップを配信するタイプです。
友だちにシナリオが登録されたタイミングを基準として、指定された日数経過後に各ステップの配信が実行されます。
各ステップには「時刻指定」または「経過時間」での配信タイミングを個別に設定可能です。
例:登録日+3日後の10:00にStep1を配信、+5日後の15:00にStep2を配信、など。
②シナリオタイプ:ステップベース #
シナリオが登録された友だちに対して、各ステップの配信時間を基準とし、次のステップを
順次配信するタイプです。
最初のステップ配信後、次のステップは「(前ステップ配信時間からの)経過時間」もしくは「時刻指定」によって実行されます。途中から登録された場合でも、配信タイミングを動的に制御可能なシナリオに適しています。
例:Step1配信から2日後の10:00にStep2を配信。
③シナリオタイプ:カウントダウン #
シナリオごとに設定された目標日時に向けて、逆算して配信を行うタイプです。
ゴールとなる日時(ターゲット日)を基準に、何日前、何時間前に配信するかを指定してステップを構成します。配信タイミングは「前日10時」や「当日朝」など、リマインドやイベント準備配信に向いています。
例:イベント開催日をゴールとし、2日前の10:00にStep1、当日の08:00にStep2を配信。
カウントダウンタイプのシナリオでは、配信の起点を「ゴール日時」に定め、その日時に向けて逆算でステップを配信していきます。
ターゲット日では、ゴール日時を次のいずれかの方法で指定します:
- 日付指定:特定の日付(例:2025/07/01)をすべての対象ユーザーに共通のターゲット日時として設定します。
- フィールド指定:対象ユーザーごとに異なる日付を、任意のカスタムフィールド(例:「イベント申込日」や「契約開始日」など)を元に設定します。
フィールドを選択した場合、該当フィールドに日付データが登録されているユーザーのみが対象となり、個別のターゲット日時がそれぞれのユーザーに適用されます。
④シナリオタイプ:イベント #
特定のイベント(タグ追加・削除、リスト登録・削除、時間経過)をトリガーとして配信を開始するタイプです。
各ステップに1つ以上のイベント条件を設定できます。イベントが発生した時点でステップが有効になり、すぐにまたは遅延設定に基づいて配信されます。
各ステップにイベントが一つも設定されていない場合は、即時実行されます。
例:タグ「セミナー参加」が追加されたら即時配信、または追加の2日後10:00に配信。